四季と地震にも負けない木造住宅

木によってさまざまな問題を解消している

木造住宅
 

四季と地震にも負けない木造住宅

木によってさまざまな問題を解消している


技術が発達した現代でも、マンションなどを除く一戸建て住宅の約8割が、木造建築で建てられています。

寒暖差・乾燥・湿気、、、日本の気候は一年を通してかなりの変動があります。また、地震大国でよく揺れます。

そんな激しい環境の中でも木造住宅は快適に過ごすことができます。

この記事では木造住宅の建築工法を紹介していきます。

日本の環境に耐える木造住宅

様々な自然環境の変化があり、耐久性・柔軟性を求められる

  • 湿度を調整する木材は、高温多湿な日本の夏に適応する

    非常に高温で湿度の高い夏が日本の特徴です。

    多くの台風が上陸し、たくさんの雨を降らせます。


    木材は湿度を調整する性質を持っています。

    切った後の木は乾燥させ、約15%の水分を残したまま建材にします。

    湿度が多い環境ではその木材自体が湿度を吸収し、カビやダニの発生を抑え、快適な環境にしてくれます。

    高温多湿
  • 乾燥した環境下で木材は湿気を吐き出し冬の室内を整える

    日本の冬は、シベリアの乾燥した冷たい気流が日本に寒さを呼び込みます。

    時にはその気流が日本海で湿気を吸収し、日本の山にぶつかることで雪を降らせます。

    また、乾燥した環境ではウィルスが活発になり、病気が流行ります。


    そうした環境で木材は、夏とは逆に湿気を吐き出し環境を整えてくれます。

    これは、障子やふすまの素材も同じ働きをします。

    乾燥と雪
  • 木材は柔軟性によって振動力を逃がす性質

    世界でも稀にみる地震大国日本。

    地震による大地の揺れは、その上に建つ建築物に直接的に伝わります。

    その際、建物が重ければ重いほど、振動エネルギーは大きくなります。


    木は、石やレンガや鉄骨よりも軽いため、地震が発生した際の建物の揺れは他の建材に比べて小さくなります。

    また、木はその他建材に比べ素材に弾力性や柔軟性があり、曲げに強い特性があります。

    耐震
  • 地球温暖化対策に貢献できる日本の木造住宅

    樹木は、成長過程で大気中の二酸化炭素を吸収し、地球温暖化の防止に貢献しています。

    伐採され木材になった後も吸収した二酸化炭素を(燃やさない限り)排出しません。

    レンガや鉄骨は、製造過程で大量の二酸化炭素を発生させます。


    木材は、その他建材と違い環境にやさしい建材です。

    環境にやさしい木造住宅

木造軸組工法(在来工法)
古来から寺社仏閣や伝統的な家屋に使われてきた工法

軸組工法2
軸組工法2

木造軸組工法(在来工法)
古来から寺社仏閣や伝統的な家屋に使われてきた工法

柱、梁、筋交いなどの主要構造部が木材で作られていて、それらの建材を「線材」と呼び、「線」で家を組み立てるイメージです。

また、現代では接合部に金物を用いて強度を上げています。


筋交いや耐力壁によって地震や風などの水平方向にかかる力に対して強さを出します。

木造住宅の中では間取り変更を伴うリフォームがしやすいという特徴があります。


●メリット

・間取りの自由度が高い

・リフォームしやすい


●デメリット

・柱、梁、筋交いといった線材に振動がかかりやすい

・気密性や断熱性でツーバイフォーに比べ劣る

枠組工法(ツーバイフォー工法)
北米で生まれた工法で、欧米では主流の工法

軸組工法2
軸組工法2

枠組工法(ツーバイフォー工法)
北米で生まれた工法で、欧米では主流の工法

壁と床を一体型のフレームで箱型に組んでいく工法で、一般的にはツーバイフォー工法と呼ばれています。

2×4の木材に合板を繋ぎ合わせてパネルにし、家を構成していきます。

パネル自体が柱の役割を果たすことから比較的強度が強いといわれています。


建物にかかる力を「面」で支えるため耐震性に優れており、また、一体型のフレームですき間が少なく気密性が高いことです。


●メリット

・耐震性が優れている

・気密性があり冷暖房効果が高い


●デメリット

・部材が規格化されているため間取りの自由度が低い

・気密性が高く結露が多い


木造ラーメン工法
元々鉄骨造で採用されていた工法

木造ラーメン
木造ラーメン工法

木造ラーメン工法
元々鉄骨造で採用されていた工法

柱と梁だけで建物を構造部を作るため、耐力壁や筋交いの配置にとらわれない自由な空間設計が可能になります。


最近はパッシブデザインの戸建てでよく取り入れられている人気の工法です。


●メリット

・オリジナルの空間設計が可能

・耐震、耐久に特化している


●デメリット

・建築費用が高い

・工期が長くなることがある

木造プレハブ工法

工場で生産・加工された規格品

木造プレハブ工法
木造プレハブ工法

木造プレハブ工法

工場で生産・加工された規格品

あらかじめ木質パネルを生産、加工し、現場で組み立てる工法です。

軽量鉄骨造のプレハブ住宅で用いられている工法ですが、この技術を応用した戸建て住宅も増えています。

また、プレハブ工法の中には壁や天井まで工場で組み立てるユニット工法というものもあり、組み立て期間が短く、職人による品質のムラもありません。


●メリット

・量産型によって品質が安定している

・短い工期で家が建つ

・建築費用が安い


●デメリット

・規格品のため、デザインが統一されている

・リフォームに向かない

ログハウス

自然派に人気の素材重視

ログハウス01
ログハウス02

ログハウス

自然派に人気の素材重視

ログ=丸太です。

丸太を積み重ねた壁によって構成される建物で、強度の高い壁が建物を支えるため、大きな空間を確保することが可能です。


都市部ではあまり見かけない一味違った住空間を演出することができます。


●メリット

・ナチュラルテイスト満載

・耐震性に特化している


●デメリット

・自然素材特有のメンテナンスが必要

・適材をチョイスするため建築費用が高い

まとめ

家を建てる際のお役に立てたならうれしいです。 最後までご覧いただきありがとうございました!

以上5つの工法を紹介しましたが、工法ごとにそれぞれの特徴があり、工務店やハウスメーカーによって住宅性能は大きく変わります。

同じ軸組工法でも筋交いや壁材量を増やすことにより耐震性・気密性を上げることができます。


弊社でも、工夫を凝らし、軸組工法に別の工法を加えたり、独自に耐震性を上げる建築を実現したりと研究しております。

また、建てる地域・土地によって合う工法が違うので、依頼する工務店・ハウスメーカーとしっかり相談しましょう!

  • 木造住宅は日本の激しい気候変動に耐える

  • 柔軟性の高い木材は地震の振動を逃がす特性がある

  • 木造軸組工法は自由度が高くリフォームしやすい

  • ツーバイフォー工法は耐震性・気密性に優れている

  • 木造ラーメン工法は高い耐震性と自由度を兼ね備えている

  • 木造プレハブ工法は規格品のため品質が安定している

  • ログハウスは素材由来の影響がありメンテナンスが必須

  • 松井工務は複数の工法を取り入れる技術力がある

新築住宅を検討されている方、ぜひ松井工務店にご相談ください!

お客様の理想の家づくりのお役に立てると自負しております。

弊社は、創業から半世紀以上、お客様に喜んでいただくため、家づくりについて試行錯誤してきました。

ぜひ松井工務店に建築をお任せいただければ幸いでございます。

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代表者名 松井 佑太
地域にお住まいの方々の豊かで快適な日々を支えていける施工会社を目指して、地域の気候や風土を知り尽くしたベテランの職人がご相談を承り、地域密着だからこそできる家づくりのご提案を行っております。長年の経験の中で培った技術とノウハウを活かして、地域での快適な暮らしをサポートしてまいります。

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